税理士を見つける3つの方法
税理士に求める内容がある程度はっきりしたら、次は実際に探し始めることになります。探す方法は主に3つ
友人の紹介
起業している人であれば、顧問弁護士と契約している人が多いので、紹介してもらうことができるでしょう。メリットは、安心感。すでに友人が契約しているのですから、税理士として仕事をちゃんとお願いできるという条件はクリアしています。
デメリットとしては、紹介ですから合わなかったときに断りにくいというという難しさがあります。また、自分が求めている内容と紹介された税理士が合っているとも限りません。事前に、なるべく詳しい情報を友人から教えてもらってから決めるようにしましょう。
管轄税務署にある地元税理士会所属の税理士から
管轄税務署にある一覧から自分で探し出すこともできます。
メリットは、地元密着型のことが多く、地域に根ざした事業などに強いことが多いです。
デメリットは、地域密着型であるがゆえに一見さんには対応していないことや、紹介のみ対応していることもあります。
「一覧を見て連絡した」ということを話した上で、自分の求めているものと合っているか判断してから、訪問するのがよいでしょう。
インターネット検索
これはメリットもデメリットも同じで、検索数が膨大なことといえます。しかし、うまく探すことができれば、自分の求める税理士を見つけることができるでしょう。
インターネットには「税理士紹介サイト」というものがあり、自分の必要な項目をチェックしていくと、絞り込んでいけるようになっています。必要な要望を言いやすいのも利点です。
ただし、なかには質の低い紹介サイトもあるので、利用する前には実績などの確認をしっかすることを忘れずに。
フランチャイズチェーンの税理士事務所も多くあり、人気となっています。一定の基準を満たしたところしか加盟できないルールとなっており、ノウハウやサービスの質が担保されています。そして、料金体系も明確なので、総合的におすすめです。こちらもインターネットで検索できますので、候補に入れてみるとよいでしょう。
実際に会ってみる
数名の税理士を候補にしたら、実際に会ってみましょう。今後の自社の展開にも関わってくることなので、税理士本人と話してから決定することを強くお勧めします。
見極めるポイントは以下。
相性の良さ
やはり人間同士ですから、相性が重要です。会ってみて初めて分かることも多いでしょう。話が合うか、気が合うか、年齢や性別など、人間的な背景の部分も見てみましょう。
連絡の早さ
電話やメールをしたときに、先方の事務所からどれくらいの時間で折り返しの連絡があったでしょうか。通常であれば24時間以内に連絡があります。素早い対応をしてくれる事務所や税理士であれば、契約後になにか問題が起きたときも、即連絡がとれるでしょう。
わかりやすさ
専門用語や内容を理解しやすく説明してくれる。料金が明確である。業務内容がはっきりしている。
これはとても重要なことです。専門分野であることを鼻にかけ、難しい言葉をやたら多く使って、説明がない税理士はクライアントのことを考えているとはとてもいえません。料金や事業内容に関しての説明も曖昧であったりするなら、なおさらです。
こういった税理士とは契約を結ぶべきではありません。