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2017/07/28

融資を受ける3つのメリット

融資を受ける、借り入れについて正しく理解する

最も理想的な経営方法は、借り入れを行うことなく経営を正しく行っていくことです。
例えば2億円の資本金があれば、運転資金が毎月200万円かかり、設備投資に3,000万円かかったとしても大きな問題はないでしょう。

しかし会社を始める時に、ここまでの資本を持った状態で経営をスタートできる人はほとんどいません。

先ほどのケースであれば、大きなビジネスを行う事ができ、なおかつ経営状態は健全です。
経営を行っていくうえで何も足かせも無く、融資自体が必要ないという状態であれば、このような無借金経営は良いものです。
しかしこうした無借金経営を「目標にする」という事は、会社の経営上必ずしも最善とは言えません。

なぜ最善とは言えないのか、融資を受ける3つのメリットから考えてみましょう。

融資を受ける3つのメリット

融資を受ける1つ目のメリットは「安心」を得られるという事です。
会社の経営を行うためには、資金の確保が絶対に欠かせません。

会社に残っている資金の半分が、仮に借り入れを行った融資によるものであったとしても、このお金があれば急なキャッシュが必要になった時にも対応することが可能です。
例えば販売している商品に人気が出て増産する時、トラブルを解決する時に、キャッシュが銀行口座にないなら対応ができなくなります。

つまり融資を受けておけば、チャンスをみすみす逃すことはなく、また経営のピンチを乗り切るための体力が会社にあるという事にもなるので「安心」を得ることができるわけです。

2つ目のメリットは、融資を受ける事で「時間」を購入することができます。
堅実な経営も悪い事ではありません。

しかし会社を経営していると、必要な設備を投入することができれば、かなりの売上を期待できるということもあります。
そのような時に自己資金がないため、まずは自己資金を貯めてから設備投資をするという選択をしてしまうとどうなる可能性があるでしょうか?

設備投資に必要な資金を貯めるのに7年かかったとしたら、7年間はその設備投資による大きなビジネスが出来なかったという事になります。
仮に融資を受けて先に設備投資をしておけば、年間2,000万円の利益をもたらしていたのであれば、1億4,000万円も失ったということになります。

借りに設備投資の金額が5,000万円もかかったとしても、9,000万円の利益が残るということです。
融資を受けることによって設備投資に必要だった7年間を、いわば購入することができるわけです。

3つ目のメリットは「顧客の信頼」を得ることができるということです。
商品を販売する時は、通常お客様の注文を受ける前に、原材料を仕入れ、商品を製造するため、支払いが先に生じています。

仮に商品がヒットし、売れ行きが良かったとしても、お客様から商品代金の回収を行えるのは、少し時間が経過してからになります。

つまりその期間は、お客様の支払いを肩代わりしているという状態になり、いわば「お客様を信頼している」ということを示すことができます。

逆に注文を受けてから商品を製造し、販売するようになると時間がかかり、商品を納品できるタイミングが遅くなります。
その上、製造するための資金として商品の代金を先に支払ってもらうとすれば、お客様への印象はあまり良いものとはなりません。

しかし融資を受けるならこうした事態を避け、お客様へ信頼を提供できるため、経営上大きなメリットとなります。

こうしたメリットについて考えてみると、可能な融資を行なわず無借金経営を目標にする事は、かえって会社にとってデメリットになる可能性が高い事がわかります。
とは言っても無意味に借り入れをする必要はありませんので、戦略的に融資を受けることが重要です。

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