資金が豊富な会社を目指すための行動とは
常に自由に使うことができる資金を手元に置いておくためには、一体どうすればいいのでしょうか。これを懸命に考えたところで、知識がまったくない人であれば、頭の中に良いアイデアは出てきません。
資金が豊富にある、いわゆるキャッシュリッチの状態にするためには、幾つものことを実践していく必要があるでしょう。
その前に再確認しておきたいのは、売上や利益に過剰にとらわれてはいけないということ。売上や利益があっても、それ以上の支出があれば意味がありません。
そんな意味のない状態を免れるために実践したいことを紹介していきます。
税理士など第三者と行う分析と計画作成
経営状況や資金状態、こうしたことを必ず税理士などに相談しましょう。第三者に分析してもらうことで、自分では気づかなかった無駄や改善点が浮き彫りになるはずです。そこで受け取ったアドバイスをもとに、新たな経営プランを作成してください。
その時の現状を知っただけでは足りません。それを踏まえて今後どうしていくのか、これがなければ同じことを繰り返してしまいます。
商品やサービスの対象者は誰か、どのように提供していくのか、それにかかる費用はどのくらいかなどを具体的な計画として作成しておくと、やるべきことが整理され明確となり、すぐに行動に移しやすくなるでしょう。
可能な限り短いスパンでの決算を実行する
決算は、年に1度では足りません。これは失敗する会社の典型。四半期の決算も当たり前。できれば毎月収支の計算をし財務状況を確認しておきたいところ。
このスパンが短ければ短いほど、現状を把握しやすくなります。また、問題点を早く察知することができ、手遅れの状態を回避しやすくなるでしょう。
もし可能であれば、毎日決算を行ってください。商品やサービスのニーズなどの詳細が把握できれば、それに合わせて仕入れや製造を行うことができるので、より無駄を削減することができるようになります。
面倒な作業となりますが、これが継続できれば徐々に確保できる資金が増えていくはず。それがキャッシュリッチ経営へとつながるのです。
自分一人での経営は失敗の元
企業のトップ1人が絶対的な権限を持ち組織を動かす時代は終わりました。役職はそれぞれあるかもしれませんが、できるだけ多くの社員が重要な役割を担うべきです。経営に携わる人が多ければ多いほど、安定した企業となることができるでしょう。
また、税理士や会計事務所などと一緒に経営状況を見定め、必要があればアドバイスなどを受けながら共に事業を進めていく形もおすすめです。
上で紹介したような経営状況の分析や一緒に経営プランを作成していくことは、まさにこれにあたります。
他の企業の顧問もしているような税理士や会計事務所であれば、そうした企業の情報も得られるかもしれません。他企業のノウハウなどを自社の経営にも取り入れることで、きっと新たな可能性も見出せるでしょう。
もちろん、税理士であれば誰でもいいというわけではありません。多くの経験や顧客を持っている人の方が信頼できますし、他企業の状況やノウハウも仕入れやすくなるはず。そうした観点も持ちながらパートナーとなる税理士や会計事務所を選択するようにしてください。
ここで紹介したことを全て実現できれば、キャッシュリッチの状態も間近です。ぜひ確実に遂行し、資金に余裕のある企業を目指していきましょう。
