起業のアントレラボ

「スモールビジネス起業をゼロから応援」

ゼロから年商3億円までのスモールビジネス起業で成功するための情報をお届けします。

facebook

twitter

youtube

Would you like to be a friend?

  • TOP>
  • 入ってくるお金と出ていくお金の理解を深める
2017/07/28

入ってくるお金と出ていくお金の理解を深める

事業を行い、経理に意識を向けると、収支に関してとても敏感になります。というよりも、敏感にならなければなりません。収支とは収入と支出のことですから、前者は入ってくるお金、後者は出ていくお金と表現することができるでしょう。

どこに目的を置くのかによって、あるいは事業をスタートさせてからどのくらい経っているのかなどによってとるべき収支のバランスは異なり、必ずしも支出よりも収入の方が多くなければならないとは言えなくなります。

しかし、最終的には支出よりも収入の方が多くならなければ事業を継続していくことはできません。いずれ資金が尽き、倒産に至ってしまうでしょう。

それは理解していても、入ってくるお金と出ていくお金を細分化して考えることができなければ、おそらく事業は失敗してしまうはず。入ってくるお金と出ていくお金にはそれぞれ種類があるので、まずはそれを頭に入れ、細かな事業計画や資金プランの構築に生かしていってください。

2種類の入ってくるお金を理解しよう

入ってくるお金を2種類に分類すると、1つは「売掛金」、1つは「未収金」となります。
両者ともに入ってくる予定の段階で、実際にキャッシュを手に入れたわけではありません。これらとは別に手に入れたキャッシュもありますが、それはすでに入金されているものなので、別として考えます。

ここでポイントとなるのは、本来手に入るはずなのに未だに手に入っていないキャッシュです。なぜなら、それを計算した上で事業計画や資金プランを立てていく必要があり、それは、実際にすでに入金されキャッシュとして存在するものよりも、事業計画や資金プランへのはめ込みに慎重になる必要があるからです。

売掛金とは、展開している事業で商品やサービスを販売したけれども、まだ支払われていない金額のことを指す言葉。未収金とは、展開している事業とは別で、しかし事業に関連するものを売ったけれども、まだ支払われていない金額を指す言葉です。

八百屋を例に挙げると、売掛金は、業者に大量に卸した野菜や果物の代金で、まだ支払われていないお金のこと。未収金は、これまで使用していた軽トラックを自動車の買取業者に売った時の代金で、まだ支払われていないお金など。

両者はいずれも入ってくる予定のお金ですが、しかし、性質が異なります。しっかりと使い分けながら事業計画や資金プランを構築していかなければいけません。

出ていくお金にも2種類存在しています

入ってくるお金と同じように、出ていくお金も2種類あることを知っておきましょう。「買掛金」と「未払金」です。

買掛金は、展開している事業に関連する商品やサービスを購入したけれども、まだ支払っていないお金のこと。八百屋を例に挙げると、野菜や果物を仕入れたけれども、未だに支払っていない代金のことです。

未払金は、事業に関連するものを購入したけれども、まだ支払っていないお金のこと。同じ例で言えば、配達に使用する新しい軽自動車を購入したけれども、まだその代金を支払っていなければ、それは未払金となります。この未払金は、負債です。上で紹介した未収金は、資産となります。

こうした分類をした上で資金のことや事業の展開について考えていくクセを、経営者はつけておく必要があります。それが経理全体を把握することにつながり、細かな事業運営や修正などに役立たせることができるのです。

メニュー