経費の額をできるだけ増やすための2つの習慣
仕事というのは習慣の積み重ねです。正しい習慣をつけ積み重ねていけば、それが仕事に良い影響を与えます。もちろん、悪い習慣は仕事に悪影響を与えることになるでしょう。
会社を経営する立場となったら、必ず正しい習慣を身につけるよう心がけてください。経営者のその一つ一つの行動が、会社の持つ資産や資金というものにも影響を与えると自覚しておくことが重要です。
ここでは、2つの習慣を紹介します。どちらも、経費の額を増やすことに欠かせないものであり、結果的に、節税につなげることができる習慣です。習慣付くまでは意識を高めておくようにしましょう。
成功している経営者は必ず意識したことのある習慣ですから、もし会社をもっと大きくしたいのであれば、これらを忘れずに日々を過ごさなければいけません。
集める癖をつけておけば増える経費の額
経費の中でも非常に小さな額の経費というのは、集める習慣によって大きな額の経費へと変貌します。塵も積もれば山となるという言葉は、日本人であれば誰でも聞いたことがあるでしょう。この言葉が最も身にしみるのは、もしかしたら会社を経営する立場の人間なのかもしれません。
集めるものが重要です。経費の額を増やし税金の額を減らすには、領収書やレシートを集めることが求められます。レシートでも領収書の代わりにはなりますが、領収書をしっかりともらっておけば、それ以上の証明となるものはありません。
時間がなければしょうがありませんが、時間的余裕があり、例えば店内やレジが混んでいるなどしていなければ、できるだけ領収書を受け取っておきましょう。
この習慣や癖が付いていない人は、最初は苦労するかもしれません。「また領収書受け取るの忘れてしまった」だとか、「ついついレシート捨ててきてしまった」なんてことも出てくるはず。その都度、後悔してください。「これでまた余計な税金を支払う羽目に…」と思ったり、「会社の資金が減ってしまう」などと考えることができれば、徐々にレシートや領収書を受け取る習慣がついてくるはずです。
「これは経費として落とせるのかな？」と疑問に思ったものも、とりあえず残しておくこと。意外と経費として落とせる範囲は広いです。「捨てなきゃよかった！」、「もらっておくべきだった！」と後悔しないよう、お金を支払ったら、必ずレシートか領収書をもらっておきましょう。
もし、レシートや領収書が受け取れないような状況であったら、メモを残しておいてください。何にいくら支払ったのか、このメモを残しておくことで、経費として計上できる可能性があります。
集めた後は打ち込む習慣もつけておく
レシートや領収書を受け取る習慣も重要ですが、それを受け取ったその日のうちに、その内容をパソコン等で整理しておく習慣もつけておく必要があります。
エクセルを使用したり、あるいは会計ソフトなどを使って打ち込んでおくと、後でとても楽。
この作業は正直言って、とても面倒で毎日行うのは骨が折れる。仕事がすべて終わった後にする作業ですから、早く家に帰りたいと思うことでしょう。それでも、1日に使用した金額やその内容を打ち込んでおけば、それが節約意識に変わったり、レシートや領収書を集める習慣をさらに強固にすることにも必ず繋がります。
面倒でも、これらの習慣をつけておくこと。それが経営者としての責任でもあり、会社を大きくするために欠かせないものとなるはずです。
