助成金を活用しよう
経営に必要なものであるお金。どうすれば得られるのかと言えば銀行からの資金が大きいものですが、決して銀行から借り入れるだけがその方法ではありません。国や自治体は企業活動を応援してくれています。企業の活動が活発になれば税収も増えますし、ひいては地域や国全体の経済が活発になるからです。
国や自治体としてはどのような企業であれ業績が良くなって欲しいと願っているのです。そのために、助成金を交付している所もあります。助成金を交付することによってより事業を安定させてもらいたいとの願いがあるからです。
助成金は返済義務なし
助成金のメリットは銀行からの融資とは異なり、原則劇に返済義務がありません。もらって終わりになりますので、銀行に借りたように長い月日をかけて返済する必要がありません。このように聞けば早速受けられる助成金がないのか調べようと思うでしょう。ですが助成金は返済義務はありませんが、その代わりに使途に関しては自由ではないのです。
助成金の申請のためには事業計画や返済計画の提出が求められますし、場合によっては実地検査も行われます。つまり、申請したからと言って必ず認可されるものではないのです。
確率にすればかなり低いケースさえありますので、それなら民間の金融機関にお金を借りた方が良いのではと思う人もいるかもしれませんが、とりあえず申請しなければ当たることもありません。
ここで注意すべき点として、申請は応募期限のギリギリになってから出すのではなく、申請の受付が始まったらすぐにでも出した方が良いでしょう。その方が行政側としてもしっかりと見てくれるのです。
締め切り間際になるとより多くの事業者から申請が来ますので、一つ一つ真剣に見ている時間が無くなってしまうのです。また、予定していた金額に達してしまったらその場で助成金そのものが打ち切られるケースもありますので、これらのことを考えるとやはり早めに申請した方が良いでしょう。
助成金の存在を知るために
助成金は心強いものですが、一方でいつ行われているのか情報を察知するのが難しいものです。
毎日のように助成金がないのかを確認するのは億劫です。ましてや助成金は様々な種類がありますので、顧問税理士に助成金制度があったら連絡してもらいたいと告げておいたり、「助成金ネット」のように、助成金情報が一覧で掲載されているサイトもありますので、これらをうまく活用してみると良いでしょう。
