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2017/08/17

四半期決算は自社の定期健康診断

経営計画は何のためにあるのか

企業は経営理念やビジョンに基づいて経営計画を建てて遂行していくのだが、定期的に見直す作業が必要です。一般に半期ごとの決算と思われがちであるが、3か月ごとの四半期決算で目標と実績のずれを確認することが肝心です。

この確認作業をする場が、経営計画の反省会だ。要するに、自社の健康診断を3か月ごとに受けて身体の異常がないか調べるのです。会社の本決算が3月だとすると、4月から新年度が始まる。第一四半期が四月から6月、第二四半期が7月から9月、第三四半期が10月から12月、第四四半期が翌年1月から3月ということになる。

この3か月ごとに目標に対しての実績のずれを確認し、次の四半期の目標を修正していく大事な会議(反省会)です。

よくニュースで「○○商事は今期の減収減益に伴い、次の経営計画を下方修正しました」と言われるのは、この四半期反省会の結果によるもの。実績が目標に達していなかったときは、今後どのように経営していくのか、この経営会議(反省会)で対策を練っていくのです。

減収の場合の対策案は

さて、四半期決算で減収になった場合、会社の健康診断で言うと体重が減り、体力が落ちている状態で、このままでは生活習慣病にかかり、さらに大きな病になってしまう段階だ。
対策としては2つある。

  • 経費削減でコストを抑え、利益を確保していく
  • 広告宣伝を積極的に行って攻めていく

1は一般的に多くの企業が行う対策であるが、コストを削減することにより、提供する価値が下がってしまったり、社員のモチベーションが下がり生産性もダウンしてしまう危険が伴う。

2は積極策だが、攻めていくには追加投資が必要でリスクを伴う。
経営者はあらゆる角度から現状を判断し、どのような対策が適切か、正しい選択を強いられる。減収といっても、「減収減益」と「減収増益」がある。
利益は出ているので一見よさそうに見える「減収増益」の場合は、どのような対策が良いのでしょうか。

減収増益で打って出る策は

減収増益と聞くと、今季の利益は上がっているが会社の体質は弱っている状態です。しかし、利益は次の投資への源泉であるから、その利益を成長している部門に投資していくことが求められる。自社の体質を正しく判断し、切り捨てるところは切り捨てて無駄のない筋肉質の身体を創り上げることが肝要。四半期決算は、筋肉質な身体つくりの重要な機会なのです。

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