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2017/07/28

運転資金が常にある状態の会社にするためには

事業を始めるために必要な開業資金。それがあればとりあえずスタートを切ることはできますが、事業を継続するためには運転資金をいかに確保するのかが重要なポイントとなってきます。

にもかかわらず、運転資金を減らし続けながら事業を進めていってしまっている開業したての企業が非常に多い。それではすぐに倒産という最悪の事態を招くことになるでしょう。

運転資金を減らさないためのポイント

事業の開始直後というのは、注文が入ったり仕事が舞い込んだりしたとしても、それに対して支払われるはずのお金をすぐに手に入れられるとは限りません。納品が数ヶ月後になれば入金されるのも数ヶ月後になる恐れがありますし、もし取引相手からの支払いが現金ではなく手形であれば、それが現金へと換わるのはさらに数ヶ月後になってしまうかもしれません。

その間にも製造や仕入れ、人件費や家賃、光熱費などの出費は続きます。当然、運転資金が底をつき倒産の危機に陥る、そんな事態を招くことになってしまうかもしれないのです。

運転資金を減らさないためには、それを確保する、あるいは増やしていくしかありません。そのポイントとなるのが「前受金」や「預り金」と呼ばれるものです。
これを手に入れることができれば、運転資金を増やしながら事業を進めることができ、少なくとも黒字倒産などという事態を避けることができるはずです。

見直すべきは事業内容や節約よりも「前受金」

「前受金」は、取引先相手に商品や製品、サービスの納品や引き渡しをする前に、一部の料金を支払ってもらうシステムのこと。「預り金」は、この場合、事業を運営するために取引先などから現金を預かり、無事に納品や引き渡し等が終わったら返すお金のことです。
より重要視してもらいたいのは前受金の方。

運転資金がなくなりそうになると「節約しなければ」と考えたり、事業内容そのものを見直そうとする人も多いのですが、その前に前受金を受け取るようにするべきでしょう。それだけで問題が解決するケースが多々あるのです。

事実、リフォーム会社などではその工事費が膨大にかかるにもかかわらず、料金をすべて工事後に受け取るスタイルにして経営の危機に陥っていたところ、料金の3分の1や半分程度を前受金として受け取ることで運転資金が確保でき、安定して事業が運営できるようになったという事例も少なくありません。

「前受金を受け取ることで、質の高い工事を行うことができる」、この一言で相手は納得するでしょうし、実際に出来が良ければ注文が減ることなどもないはずです。
たったこれだけで資金が確保できるなら、今すぐにでも試してみるべきではないでしょうか。

さまざまな業界が取り入れている前受金

いざ自分が事業を行うと、「前受金を受け取るのは抵抗がある」と感じる人も多いようです。しかし、今ではこのシステムはさまざまな業界で取り入れられています。
入金が確認できたら商品の発送をするというネット通販もそうですし、最初に数回分の料金を受け取るエステや英会話なども同様のシステムで事業を運営しているのです。

積極的に前受金システムを導入しましょう。そうすれば運転資金を生み出すことができ、余裕のある事業展開が実現するはず。一転、ピンチから脱することができるかもしれません。

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