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2017/07/25

事業計画書の作成方法と作成すべき理由

事業計画書の作成方法

始めようとしている事業の大きさは、人によって異なるものですが、どのような規模の事業であっても事業計画は必要になります。では事業計画書には、どのような内容が含まれているべきなのでしょうか?

大きく分けると8つの項目を事業計画に含める必要があります。

「計画する事業の名前」「事業の内容」「行う事業の市場環境」「同じ業種や業態と比較しての優位性」「市場へのアクセス方法」「事業の経営方法」「発生が予期されるリスクやトラブルと解決策」「資金調達方法」
作成される事業計画書の中には、この8項目が含まれている必要がありますので、事業計画書の作成には時間がかかるものです。

時には、これほど詳しく事業計画を立てることなどできないと感じる方もいらっしゃいます。

たしかに事業はスタートしてから分かる事も多々ありますが、先ほどの8項目は最低限必要になるものであり、これらをまとめることができないという事は、事業計画が不透明なままスタートを切るという意味になります。

不透明な計画の元にスタートした事業の成功は偶然であり、通常は失敗に終わる可能性が非常に高くなります。さてこうした8項目を作る時には、希望的観測を記載するのではなく、実質のある内容を記載しなければなりません。

そのためにはマーケティング、経営、会計などに関する専門的な知識や経験が必要になってきます。こうした専門的な情報が入っている必要があるため、事業計画書を作ることに抵抗を感じる方は少なくありません。

それでも各専門家に相談することはできますので、相談の元に事業計画書を完成させるようにしましょう。

事業計画書を作成すべき理由

事業計画書に書くべき内容を知ると、多くの方は内容の専門性に圧倒されてしまい、自分には作ることができない、もしくは本当に必要なのかと感じるようです。
しかし事業計画書は絶対に必要なものです。

事業計画書は考えている事業のアイデアを具現化していくための計画書であり、このシナリオがしっかりしていないならその場しのぎの対応によって事業は遅かれ早かれ立ち行かなくなります。

自分が事業を行ううえで今どこにいるのか、何をしなければいけないのかという点すら分からなくなってしまうかもしれません。このような状態では、当然ながら事業を成功させることはできないでしょう。

さらに事業計画書がない状態では、資金を集めることは難しくなります。出資を行う資金提供者は、資金を提供するかどうかをどのように判断するでしょうか?

どんなに親しい仲であったとしても、事業の将来性、安全性、収益性などを現実的に見て出資をするかどうかを判断することになります。これを判断するための材料が「事業計画書」です。

計画書の内容が全て希望的観測に基づいているなら、資金提供者は現実的な試算のできる事業ではないと判断することになるでしょう。そしてきちんと事業計画書ができていないなら、シナリオさえ描くこともできない、きちんとした収支を予想することもできない、さらに市場も理解できていないと判断されます。

結果として誰一人として、その事業を魅力的とは感じず、結局出資を取りやめるようになるでしょう。ですからきちんと事業計画書を作成し、事業のシミュレーションをするようにしましょう。これができて初めて資金を募ることができ、事業をスタートさせることができるようになります。

事業計画書を作る時には時間をかけてじっくりと

事業を始める時は、少しでも早く事業に取りかかりたいと感じるものです。そのため時間をかけずに事業計画書を作ってしまう場合もあるようです。しかし事業計画書はゆっくりと時間をかけて作らなければなりません。

計画を立てている時に最善と思っていたことや、最新と感じていたものが、少し時間が経つと変化するということもありますし、その時の分析が間違っていたという場合もあります。
ですから事業計画書を作る時には、少しずつ計画書を立てるようにしていきましょう。

少し時間を置いてからもう一度事業計画書を見直してみると、客観的になれるためいろいろ不備や足りない点を見つけ出すことが可能になります。ですから計画書を作る時には、1項目を作ってから少し休憩をして、その後もう一度続きに取り掛かるという方法が望ましいでしょう。

こうすることで事前に事業計画の不備を見つけることができ、本当に事業を始める時に失敗をしてしまうのを避けることができるようになります。これから行う事業を大切に思っていると、その気持ちが強くなりすぎて、物事を良い方向にしか考えられなくなるという傾向に陥ることがあります。

ですから客観性な事業計画書を作るためにも、冷静になれるための時間が必ず必要になります。また計画書は抽象的なものでもなく、現実的な内容であるべきなので、多くの根拠になるような資料やデータも含めるようにしましょう。そのためにもやはり時間が必要になるでしょう。

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