せっかくの会員を減らさないためにはどうするべきか
会員制ビジネスは様々なメリットがあります。まずは一人でも多くの会員を獲得することが当面の目的になりますが、一方で会員は永久に会員になる訳ではありません。入会してくれる人もいれば、逆に会員を退会する人も出てくるものです。
退会者が出るということは、利益をもたらしてくれる人間が減ることを意味していますので会員制ビジネスにおいては致命傷になりかねません。では、会員を減らさないためにはどのようなことに考慮すべきなのでしょうか。
「飽きさせない」が大切
会員に対して飽きさせないこと。これがとても大切なのです。例えばメルマガを配信するとして、毎回同じようなことばかり書いていれば、いずれは飽きられてしまうのは火を見るよりも明らかです。
会員登録している人々は「得になるかも」「何か得られるかもしれない」「面白いかもしれない」といった思いで登録しているのであって、慈善事業ではありません。いつまで経っても同じようなことばかりしか罹れていないようなものは、いずれ見切りをつけるでしょう。これだけではありません。
「会員になっている間の進歩」が大切です。どのような業態であれ、会員になるということは貴方からのレクチャーを求めているのです。それを言われたとおりに実践しているものの、なかなか結果が出ないようであれば、いずれは「意味がないのかも」「信用しても無駄なのかも」という気持ちにさせてしまうのではないでしょうか。
飽きさせないことがとても難しいのですが、これが何よりも重要です。
手っ取り早い、「Q&A」
会員に対して様々なサービスを行っているかと思いますが、手っ取り早い方法としては「Q&A」を使うのがおすすめです。こちらは割とありがちなものに思うかもしれませんが、ありがちなのはそれだけ効果が見込めるからこそなのです。
会員にとっては、自分の質問に答えてもらえるチャンスなだけではなく、「自分のことを相手にしてくれている」という気持ちにもなります。いわば「会員であること」に喜びを覚えるようになるのです。そのため、出来る限り多くの質問に答えるのがベストです。質問したけれど答えられない場合、「結局質問しても意味がない」になってしまう可能性もありますので、質問に答えるのであれば、なるべく多くの質問に答えるようにしましょう。
実績を作り続ける
難しいかもしれませんが、この点さえ徹底していればそうそうコミュニティから離れる人はいません。肝心なことは、「会員になっているとメリットを受けられるのか」という点に尽きます。
なぜ会員になっているのかといえば、その答えは言うまでもありません。そうです、得をしたいと思って登録しているのです。得にならないのであれば「登録していても意味がない」になってしまうのは当たり前です。
つまり、登録している人に「ここに登録していれば間違いない」という実績を示し続けることこそが、とても大切なことなのです。距離感が縮まり、会員との仲が深まれば一度の失敗くらいは大目に見てもらえるでしょう。
ですがまだまだ距離感が把握できておらず、信頼感も構築されていない状態であまり結果が出ていないとなれば、「これは登録しておいても意味がない」になってしまうのは明白です。会員に対し、「登録していればあなたが求めていることが叶いますよ」と実証し続けていれば小細工を抜きにコミュニティを去る会員はいません。
登録して楽しいと思わせられるか
こちらも大切です。形となってメリットが生まれるだけではなく、例えば配信される情報を読んでいるだけでも楽しいとか、タメになるものであれば解約されるようなことは無いでしょう。登録する人のすべてがすぐにでもビジネス的な展開を希望している訳ではなく、取り敢えずどのような者なのか登録している人もいます。
無料登録が可能なら、まずは登録から始めてみようかなという気持ちになるのは分からない話ではないのですが、そのような層も、いわば自分のビジネスの「顧客候補」なので、このような人が多ければ多いほど、いずれはメリットとなる存在ですが、これらの層は直接的なメリットを求めているのではなく、まずは「楽しいのか」「面白いのか」が価値基準です。
ビジネス的な展開ではなく、読んでいて楽しいものを配信してくれるのであればそれだけで十分なのです。このような層は利益をもたらしてくれる訳ではなく、居なくなっても構わないのではないかと思っている人もいるかもしれませんが、それは誤解です。
なぜなら、いずれお金を出してくれる可能性があるからです。そもそも、登録時に「大金を出すぞ」と考えている人などいません。まずは興味本位で登録し、自分にとってプラスになるのかマイナスになるのかを考えます。
プラスになるようであれば登録を続けますし、プラスにならないなと判断すればすぐにでも解約するのですが、登録していればいずれはビジネス的な展開を生み出すかもしれませんし、口コミを広げてくれる可能性もあります。
今の時代は、個人でもSNSによって情報を発信することが出来ますが、個人の発信の集合体が「拡散」ですから、「お金を出してくれない」といって悲嘆する必要はないのです。
面白い内容を続けていれば、いずれその人がSNSで「これは結構面白い」「これだけは解約していない」とでも発信してくれれば、見ている人には宣伝になるのです。つまり、どれだけ有益な情報を発信することが出来るのかが、とても大切なのは言うまでもありません。
少々邪道な工夫もあり
これは少々邪道かもしれない手法ではありますが、会員登録をしやすいようにしておき、退会する際には退会しにくくすることによって、退会者を出さないのも一つの手法ではあります。
入会そのものはワンクリックで出来るものの、退会する時には退会理由等まで明記してもらったり、ワンクリックどころか数分かかるような場合、退会そのものが面倒だなと思う人も出てくるかもしれません。
あまりおすすめとは言えませんが、このような手法もまた、会員減少時の歯止めになるかもしれないので、覚えておいて損はしないでしょう。