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2017/11/08

【出版裏話】自分の本を出すことは難しくない

商業出版は大きなメリットがあるのですが、裏を返せば簡単ではないからこそメリットがあるともいえます。とはいえ今の時代、実はそこまで商業出版のハードルは高くはないのです。

素人でも本が出せる時代

本を出すとなればそれなりの経歴を持ち、更にはステータスもなければならないだろうと考える方が多いことでしょう。

事実、書籍を出している人を見れば著名人ばかり。テレビで見かける人や、twitter等のSNSでは何万、何十万というフォロワーを持っているような人間ばかりです。それらと比べて自分などが本を出せるわけがないだろうと思うのは無理のない話です。とはいうものの、今の時代は実はそこまでハードルは高くはありません。

現在の出版業界はいわゆる「出版不況」と言われています。インターネットに押されているおかげで、本が売れない時代となっているのですが、一方では売れる本もあるのです。もし本が全く売れないのであれば出版業者もさっさと見切りをつけることでしょう。ですが売れる本もあるから継続しているのです。

今の時代は何が売れるのか分かりません。ベストセラーといわれている書籍を見てみると、著者の顔がすぐに浮かんでくるものもあれば、「誰?」と思うようなものもあるのです。

つまり、書籍は中身次第で売れるということ。出版社側としても「売れそうな本のネタ」を探しているのです。

出版のための企画書とは?

書籍を出すためには出版社の人間があれこれ会議をして決めます。
編集者がそれまでの自分のフィーリングをもとに、売れそうな企画はないかを考えるのです。まずはその編集者に出版にあたっての企画書を出してみると良いでしょう。A4用紙1~2枚でも十分です。

編集者を説得する企画書を書く…と聞くと「ハードルが高い」と思うかもしれませんが、ここにはいくつかのポイントがあります。とにかくシンプルで明確なこと。

・タイトル
・目次
・プロフィール
・その本を書く理由
・ターゲット読者層

まずはこれらをしっかりと考えることから始めましょう。

タイトルは本の命

今の時代、売れる本はタイトルが良いと言われています。どれだけ中身が良いとしても、タイトルが平凡で読んでみようと思われるようなタイトルでなければ売れないということです。逆に言えば、そこまで濃い中身ではなくともタイトルが良ければ売れるということです。
それだけに、タイトルはとても大切です。

インパクトがあるものや、あるいは「これはどういう意味なのだ?」と思うようなものが好まれます。分かりやすく言えばタイトルを見て「読んでみよう」と思わせるためのものです。

書店で並んでいる書籍を眺めて、手に取りたくなるものがあればタイトルをメモするのもおすすめです。

目次の重要性

昨今の本を見てみると分かりますが、目次が事細かに設定されています。あまりにも一編が長いと、忙しい現代人は読み切れないのです。そのため、目次は事細かに設定しておいた方が良い場合があります。目次はいわば書籍の中の「サブタイトル」たちです。

これらもまた、読み手が「読んでみたいな」と思うようなタイトルがベストなのは言うまでもありません。映画でいえば予告編のようなものになりますので、目次を見て「面白そう」「ここから先に読んじゃうかな」と思ってもらえるようなものが良いでしょう。

プロフィールのポイント

プロフィールはとても大切です。なぜなら、プロフィールによって、本の説得力が変わってくるからです。ただ単に高学歴であればよいということではなく、本に説得力を生み出せるプロフィールなのかが問われます。また、説得力とまでは行かなくとも、読み手に「面白そうな人だな」と思ってもらえるかが重要です。

就職して普通にサラリーマンをしていただけでも「いつも上司に怒られて解雇を言い渡された」「満員電車で痴漢冤罪に遭遇しかけた」といったように、ちょっとしたことを加えるだけでも興味を示してもらえるかもしれません。プロフィールはとても大切なのです。

本を書く理由は必要?

これは読み手の精神的な部分に訴えかけるものです。極論すれば本を出すのはお金のためだったり、あるいはステータスです。

ですが「この本を出して有名になってお金持ちになりたいです」などと書かれているような本は、あまり好まれないでしょう。「自分の経験を皆さんに伝えたい」「自分のような失敗は誰にもしてもらいたくない」の方が、もっともらしく聞こえるのではないでしょうか。

読み手としても「面白そうな経験だな」になるかもしれませんし、立場が近ければ、生き字引として手に取られるかもしれません。

ターゲット層を厚くしよう

これはマーケティングと言い換えても良いのですが、一般的に書籍は売り上げ目標のおよそ10倍のターゲット人口がいなければ売れないと言われています。

つまり極端に偏った趣味だったり、あまりにも知名度がないようなものでは本は売れませんので、出版社側としてもどうしても「出版しよう」にはならないのです。
逆にターゲットが多ければ多いほど、興味を持っている人間の分母が増えることになりますので、本が売れる可能性が高くなります。

マニアックすぎる趣味はレアではあるものの、ビジネスという観点からすると好まれませんのでターゲット層の選定も大切になるでしょう。

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