エンパワーメントという行動様式を身に付ける
エンパワーメント（Empowerment）、という言葉があります。明確に一言で表せる日本語訳が存在しません。それだけ日本人には馴染みが薄く、それ故に身に付けることで強みにすることが出来るものだと言うことを、まずは念頭においてください。
エンパワーメントは習慣行動様式
あなたが何か商品・サービスを提供しようと言う時に、このエンパワーメントを身に付けることは、成功を約束するための必須事項だと理解してください。
エンパワーメントの和訳を調べると「個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、組織的、構造的に外郭的な影響を与えること」「人々に夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っている素晴らしい、生きる力を湧き出させること」と言う風な長い文章が出てきます。
ここでそれぞれの単語の意味を追い、真面目に考えることも有益ですが、あなたの目的は、この言葉の意味を深く理解することにあるのではなく、その習慣、行動様式を身に付けることです。そこを間違えずに本記事を読み進めてください。
つまりは、「あなたのお客様を動かす力」です。それは「人間を動かす力」と言い換えて差し支えありません。では人は何によって動くのでしょうか？
西洋の考え方の根底には「聖書」がある
その一節によれば「人はパンのみによって生きるに非ず。神の口から出る一つ一つの言葉によって生きるものである」とあります。言い換えれば、「パン」でも生きています。ですが、「神の言葉」によっても生きる、と言うのです。
「パン」とは、日々の糧の事です。「神の言葉」とは、即ちその人の信念の事です。つまり、人を動かすのは「日々の糧」と「信念」です。
日本と言う国では、日々の糧を得るのはそう難しいことではありません。多少貧しくても、生きていくことは最低限保証されているのは、この国の良いところです。
ですから、あなたの所に来るお客様は「パン」を求めていることはそうないはずです。基本的には「信念」の方を求めてくるのです。では、信念は他人が与えられるものでしょうか？それは決してあり得ません。信念は自分で掴み取るものです。
実の所、あなたのお客様は、あなたにコミットした時点で信念を持っています。では、持っていないのは何でしょうか？それは、「後押し」です。
お客様の「信念」を後押しすることこそが、あなたの商品・サービスをセールスするための習慣、行動様式である、と理解してください。これを身に付けることさえできれば、お客様に商品・サービスが届くのです。
