読み手目線が行動を起こす文章となる
セールスをしなくてもものやサービスが売れてしまうコンテンツライティングの重要性はお分かりいただけたでしょう。では、コンテンツライティングを極めるためのマインドセットについてお話します。
最も大事なことは、「読み手の気持ちに立つこと」です。それには、読み手がどんなひとなのかを理解しなければなりません。性別、職業、住んでいるところ、年収、価値観など、自分のお客様の地理的、人口統計学上の属性を把握しておかねばなりません。
そして、読み手が求めていることは何かをつかみ、共感してもらえる文章を書いていくのです。
対象によって文体も書き分ける必要があります。あなたの見込み客が企業の経営者なのか、従業員なのか、男性なのか、女性なのかによって文体も変わってきます。何百人もの従業員を抱える企業の経営者なら、客観的で論文調のはっきりとした文体が良いでしょうし、主婦層が相手なら柔らかいですます調の文体で書いた方が読まれるでしょう。
内容は同じでも、文体によって読み手に与える印象は大きく変わります。この印象で読み手の行動は大きく変わってきます。注意しておくべきポイントです。
また、最後まで読んでもらえるよう導いていくことも重要です。
途中で読むのを止めないで最後の文章まで読んでもらうには、キャッチコピーと書き出しの一行がカナメとなります。キャッチコピーで読もうかどうか判断し、最初の一行で二行目を読もうか判断するのです。そして、最後まで読み進み、何かの行動を起こし、良い結果を体験していただくところまで、導いていく必要があります。
最後まで文章を読んでもらうために、知っておくべき「コピーライティングの3原則」を紹介します。
コピーライティングの基本3原則
①読まない --- あなたの読者は読まない
②信じない --- あなたの読者は信じない
③行動しない --- あなたの読者は何も行動しない
これを前提に書かなければならないのです。
すべて、発想の転換を図って考えてみると、どのようなことを書くと読んでもらえるか?どのように書くと信じてもらえるか?どのようにすれば行動してもらえるのか?と、常に頭において書いていくのです。
ここまで書くと、冒頭の「読み手の気持ちに立つ」ということが、どれほど重要かが理解できると思います。
コンテンツライティングは、自分が売りたいものやサービスのことを書くのではありません。読み手が知りたいこと、知ってためになることを書くのです。最終的には、あなたが提供するものやサービスを使って、読み手が幸せになり、生活が豊かになるほうへ導いていくものなのです。