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2017/12/26

ビジネスで成功するマインドセットに変える方法

あなたはふと、このようなことを思ったことはありませんか?

同じような家庭環境で育ち、同じレベルの学校へ通い、卒業した2人。受けた教育や知識、育った背景もほぼ同じなら、2人とも同じレベルの成功をつかめるのではないのかと。

でもこの2人が人生で同じ結果を得られるとは限りません。なぜなら同じ物事を見ていたとしても、2人が同じように感じ、物事を捉えることはないからです。物事の捉え方が違うと、人生が大きく変わります。同じ道を歩んでいたとしてもマインドセットによって、人生に起きることが変化するのです。

そもそも、マインドセットとは一体何でしょうか。

マインドセットは「物事の考え方」と「自分との約束」という2つの要素をもっています。まずは「セールス」「失敗」という2つのキーワードを例に見ていきましょう。

マインドセットの要素1-物事の捉え方が重要な理由

セールスに対する意味付けの違い

セールスと聞くとどのようなイメージが浮かびますか?セールスマンの事を思い浮かぶ人、無理やり自宅を訪問されて物を売りつけられるというイメージをもつ人もいるかもしれません。

これは過去の実際の経験や記憶、テレビなどの情報、親からの教育などから受けとったイメージと深い関係があります。先ほど述べたようなイメージを刷り込まれたり、受け取っているのなら、おそらくセールスという言葉に対して積極的な捉え方をすることは難しいでしょう。そういう人にとって、セールスに対するマインドセットは、物を売りに来る迷惑な人なのです。

ある人はセールスという言葉を聞くと、とたんに消極的な気持ちになってしまうかもしれません。ではもう一人、セールスという言葉に「価値ある商品やサービスを必要としている方へ提供する」というイメージを持っている人がいるとします。この人にとってマインドセットは、セールスは人に対してプラスになるという認識です。積極的に行うべきだと考えている人です。

こういう人であれば、自分がセールスをしないことで、商品やサービスが必要な人に届かないほうが問題だと感じているかもしれません。こういったマインドを持っているなら、おそらく売り込むために積極的な行動を起こすはずです。

このようにセールスという一言であっても、どのように捉えるかで行動(結果)は大きく変わってきます。セールスの機会を失うのか、それとも活用するのか。ビジネスであれば売上に大きく関係します。

失敗に対するマインドセット

成功は多くの失敗の上に存在しています。失敗は決して恥ずかしいことではなく、逆にどんどん失敗をするべきだと考える人がいます。このようなマインドセットを持っている人は、失敗を恐れないので、新しいことにどんどんチャレンジしていくでしょう。

積極的に行動を起こすと、その先には大きな成功が待っていますし、新しいものを生み出せる可能性が一気に広がります。

逆に失敗はとても恥ずかしいことだと思っている場合はどうでしょうか?このようなマインドセットを持っている原因には、過去の失敗の際に親からひどく叱られた、失敗によってとても恥ずかしい思いをしたという過去があるかもしれません。

いずれにせよ「失敗は恥ずかしい」というマインドセットを持っている人は、失敗をしないために行動を起こさない、というパターンに陥ります。行動を起こさないことによって失敗を避けることはできますが、成功の機会も失うのです。「失敗」に対する捉え方ひとつで、結果は顕著に変化するのです。

マインドセットの要素2-自分のルール

自分の中のルールによって行動が変わる

マインドセットの2つ目の要素は「自分の中のルール」です。物事の捉え方とは、同じ物事を積極的に見るのか、消極的に見るのかに関係しています。

それに対して「自分の中のルール」は、自分自身の考え方であり、周りの状況や周囲の人がどうであっても守る規則、もしくは信念や信条です。普段はあまり意識をしないかもしれませんが、誰でもこうした信念や信条に従って物事を日々決定しています。少し具体的に見ていきましょう。

それぞれのルールで行うコミュニケーションの違い

自分の中のルールとは、周囲の状況や人に影響されず、自分で決めた規則、信条、信念を守ることです。人生でも、ビジネスでも人とのコミュニケーションは非常に重要です。誰もが大切であることは知っていても、実際どのようにコミュニケーションを取るのかで、大きく差が出てきます。

ある人にとって、コミュニケーションとは他人を理解するための手段であり、相手の話によく耳を傾ける必要があるという考えを持っているとします。

そういう考えとルールを持っているなら、たとえ相手が無作法な話し方であっても、最後までコミュニケーションを保とうとするでしょう。また相手が一方的に話を続けていたとしても、相手を理解するのがコミュニケーションだと考えているので、話を遮ることなく最後まで聞くことができるかもしれません。

仮に相手の言っている内容が間違っていた場合でも、話を最後まで聞こうとするかもしれません。さらに相手が怒り出したとしても、相手を理解するというルールがあるため、なぜ怒っているのかを知るためにコミュニケーションを続けようとするのではないでしょうか。

コミュニケーションを単なる会話として考えていると、コミュニケーションのとり方は、また変わってくるのではないでしょうか?仮に相手が間違っていることを言っているなら、すぐに反論してしまい相手のメンツを潰してしまうことも起こりえます。

相手が一方的に話をしていたら、イライラして話を遮り、自分の話を始めてしまうかもしれません。「コミュニケーションは相手を理解するための手段である」という自分の中のルールの存在が、ふるまいや言動に大きな影響を与えるのです。

優れたマインドセットを身につける

これらの例から、どのようなマインドセット(自分のルール)を持っているのかによって、行動や結果が大きく変わることがわかりました。誰もが受けた教育や背景、信条や信念に基づく自分のルールを持っているのです。

誰もが最初から優れたマインドセットを持っているわけではありません。人生を豊かにし、ビジネス面でも役に立つような質は、そう簡単に得られるものではないからです。歴史上の成功者や偉人たちは、人生の中で多くの困難や苦難を経験し、失敗を繰り返すことで優れたマインドセットを持つことができました。

自分自身で経験したことや失敗から、マインドセットを修得していくこともできますが、最も良い方法は先駆者のマインドセットを学ぶことです。

成功している人のマインドセットを手にすることで、ビジネスでも人生でも自分の望む方向に向かって一歩ずつ進んでいくことができるでしょう。

人のマインドセットを100%自分のものにする方法

自分の言葉で格言を表現するだけでは不十分

他人のマインドセットはどんなに魅力的なものでも、自分のものではないため、一種の拒否反応が生まれます。あまり食べたことのない外国の食事を初めて口にした時のような感覚に近いかもしれません。たとえ美味しいと感じていたとしても、馴染みのない味という感じです。そして人は自分が慣れている味付けを懐かしく感じるものなのです。

先人のマインドセットを自分のものにするということは、誰かと同じ素材でつくられた料理を、自分に馴染みのある味付けを変えることです。

例えば外国の芋料理を、そのまま現地の味付けで食べるのではなく、醤油とみりんと料理酒で煮込むと食べやすくなると思いませんか。他人のマインドセットも同じような考え方で。まずは自分の言葉にすることで、自分のものにしやすい状況をつくりましょう。誰かのマインドセットを、自分の好きなテイストに味付けするイメージから始めましょう。

100%自分のものにする2つのステップ

1つ目のステップは、自分の言葉で表現したマインドセットを紙に書くこと。いつでも目に入るところに置いて、事あるごとに口に出すことです。

2つめのステップは、毎日の生活の中でマインドセットを常に実践すること。人間の脳は、21日間つまり3週間に渡って同じ情報をインプットし続けると、短期の記憶ではなく長期の記憶として定着すると言われています。通常の記憶は脳の海馬というところに保存されますが、21日を過ぎると記憶する場所が、海馬から大脳皮質に移るという原理です。

マインドセットに関しても脳のこの機能を利用して、21日間を基準に2つのステップを継続していきます。具体的な例で考えてみましょう。普段から優柔不断であり、なかなか決定できないという方がいたとします。ある日、メリーランド上院議員代表であるチャールズ・キャロル・エバレットの言葉に共感しました。「迅速に決断し、行動できるように自己訓練しておくことを、誰しも心がけるべきである」という文言です。これを自分の言葉で表現して「即断、即決、即実行が必須」という自分のマインドセットを作りました。

まずはこの「即断、即決、即実行が必須」というマインドセットを文字にして、冷蔵庫でもパソコンでもいつも目にする場所に貼っておきます。それを見る度に、口に出して「即断、即決、即実行が必須」と唱えます。

1つ目のステップとして、21日間に渡って目視、口頭での復習を繰り返します。それと同時に、日常生活の中でマインドセットを実行できる機会があれば、すぐに実践します。

例えばこういう場面です。

  • レストランでメニューを選ぶ時
  • 朝出発する時間を決める時
  • お皿を洗うかどうか決める時
  • 着る洋服を決める時

日常の簡単な決定の際に、「即断、即決、即実行が必須」を実践します。

この2つのステップ自体は簡単ですが、毎日続けるのは決して楽ではありません。まずは21日間実践してください。21日目には新しいマインドセットが自分の中で定着していることが実感できます。

今の考え方を壊し続ける

新たなマインドセットを習慣にするのは、誰もにとって難しく感じる傾向があります。なぜなら、人間には現状維持という無意識の働きがあるためです。ですが現状維持は決して悪いことではありません。

例えば、病気になってしまった場合を考えてみましょう。免疫機能が働き、体内にある異物を攻撃して元の健康な身体に戻ろうとします。あるいは何かの拍子で指を怪我してしまった時は、身体は傷口を塞ぐために再生しようとします。これも一種の現状維持機能で、人間にとって非常に有益です。

ただし、マインドセットという分野においては、この現状維持の働きはマイナスに働いてしまいます。行動の仕方、考え方を変えることは、生活スタイルを変えることにもなり、結果として周囲との摩擦などが起きる可能性があります。そのため、新しい習慣を身につけようとする際には、慣れている快適な状態に戻ろうという機能が働きます。

私たちには何も変わらない生活を送ろうとする傾向があるわけです。新たなマインドセットをするためには、現状維持が良いという考え方を壊すことが重要です。長年持ち続けてきた考え方を変えるのは、誰でも不安を感じるもの。始める時には、強い決意と勇気が必要です。

質問です。多くの人が、歯磨きの習慣を持っていると思いますが、生まれた瞬間から歯磨きの習慣を持っていたでしょうか? 子どもの頃は歯磨きを嫌だなぁと感じてはいませんでしたか? 見たいテレビがあるに歯磨きをしなければならないという経験はありませんでしたか? 歯磨き粉がおいしくないと言って歯磨きを拒否したことは?

親はそんな子どもに歯磨きの習慣を持ってもらうために、歯磨き粉にフルーツの味を付けてみたり、歯ブラシを好きなキャラクターのデザインのものにしたりすることもあります。そうすることで子どもは、だんだんと歯磨きに対しての抵抗感がなくなり、歯磨きが習慣になっていきます。一度習慣になってしまうと、歯を磨かないと逆に気持ちが悪いとさえ感じるようになります。その時点で歯磨きは、完全に自分のものになり、習慣になっているのです。

マインドセットも同じです。最初は抵抗を感じますが、一定期間が過ぎると自分の一部になり、認識が大きく変わります。考え方が自分の習慣になった時点で、以前より成長したと言えるでしょう。新しいマインドセットが習慣にするたびに人は成長します。今の考え方をいったん壊して、現状維持を否定することが大きな一歩になります。

何度でも再挑戦を続ける

マインドセットを実践してみたものの、すぐに挫折してしまったという方も少なくありません。

新しいマインドセットを始めては、しばらく経つと前の状態に戻ってしまうことを繰り返してしまう人がいます。何度やっても21日間以上続けることができない場合は、どうすれば良いでしょうか?

途中で諦めてしまう人は、自分への期待が高く、完璧主義の傾向があります。もし、続けられないと思ったときでも「まあ、また始めれば良いさ」という気楽な気持ちでリスタートを切るようにしましょう。肝心なのは何度でも始めること。諦めないことです。途中で投げ出しても、また拾うことです。そうやって新しいマインドセットは確実に自分のものになっていきますので、続けてください。

まとめ

誰もが最初から優れたマインドを持っているわけではなく、失敗や経験からマインドセットを習得していくものです。この方法だと時間が膨大にかかります。

だからこそ、成功者のマインドセットをコピーすることをおすすめします。例にあったチャールズ・キャロル・エバレットでも、ソフトバンクの孫正義でもかまいません。決めたら3週間、毎日かならずその成功者の言葉や考え方を復唱する。人生を成功へ導くマインドセットは、たったこれだけです。

途中でくじけても、できなくても大丈夫です。また、始めればいいだけです。失うものは何もありません。確実に自分のものにしていきましょう。