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2018/01/19

ビジネスを飛躍的に成功させるマインドセットとは

あなたがいま、もし成功していないのであれば・・・自分は成功するマインドセットをもち合わせていないと疑っていいのかもしれません。マインドセットを直訳すると「心の状態」です。ですが、この言葉がもつ本当の定義を知る人は決して多くありません。そして「なんとなくわかっている」程度では、おそらく本当の意味で成功するのは難しいのです。

どんなマインドセットをもつかによって、ビジネスも人生も大きく明暗が分かれます。成功して自分の望む人生を切り開くために欠かせない、究極のマインドセットの方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

マインドセットとは具体的にどんなものなのか?

一般的に、マインドセットとは「教育や先入観や経験などの情報から作られる思考様式、または心理状態」であると定義します。ここには、社会や組織内に見られる暗黙の了解や個人の思い込みや信念や価値観なども含みます。もう少し分かりやすく順を追って考えてみます。

人は教育を受けることで、徐々に善悪の判断を身につけていきます。そして経験を重ねながら、判断方法を決定します。教育によって先入観を植え付けられた私たちは、経験を重ねて思考パターンを定着させていくのです。

例えば、道端に落ちている財布をみつけたとします。日本で育った子どもであれば、道端で財布を見つけた場合、拾って警察へ届けようとする確率が高くなるかもしれません。

こういったふるまいは、道端で拾ったものは自分のものではない、だから警察に届けよう、という教育を受けているために生まれたものです。つまりどのように行動するのかは、教育によって思考方法が決まり、その結果判断しているということです。

この場合、世界中の人たちが同じ場面で、同じ行動を取るわけではありません。道端で拾った財布は、拾った人のものになるという文化の国もあります。あるいは落とした人が悪いと感じる人もいます。拾った物は警察へ届けるという教育を受けていない地域なら、財布を警察へ届けることはないでしょう。これはあくまで1つの例に過ぎませんが、教育と思考パターンによって行動の結果が変わってくることは理解できると思います。

分かりやすくマインドセットを定義する

結局のところ、人がどのような決定をするのかは、教育から構築された思考次第ということです。ではそういった行動を決定する思考とは、どういったプロセスでつくられるのでしょうか?

大きく分けると「物事の捉え方」と「自分のルール」という2つの要素によって決定されます。ここではマインドセットを「物事の捉え方」と「自分のルール」という2つの要素から成り立っていると定義しましょう。

マインドセットは全ての人がすでに持っているもので、新しく身につけるような技術ではありません。人は誰でも無意識の内に、経験や教育などからつくられた「物事の捉え方」があり、思い込みや価値観や信念という「自分のルール」を持っています。つまり、マインドセットは誰もがもっていて、すでに完成されている状態なのです。

ただ重要なのは、このマインドセットの内容です。いまもっているマインドセットが豊かな人生に寄与していない、あるいはビジネス上の成功につながっていないなら、現在のマインドセットを変える必要があるのです。

問題にぶつかった時のマインドセット「優れた質問の先にだけ優れた答えがある」

ビジネスも人生もまったく坂道がなく、順風満帆にいくことはほとんどありません。多かれ少なかれ何らかの問題に直面し、その問題にどのように取り組むかが、その後の人生やビジネスに大きな影響を与えています。例えば「優れた質問の先にだけ優れた答えがある」というマインドセットであれば、問題にどのように取り組めば良いのか、正しい道筋を選べるように導くように働くことでしょう。

多くの人は、人生やビジネスで問題が生じると「なぜ」ということばかり考えてしまいます。もちろん「なぜ」と考えること自体が悪いことではありませんが、その後には「言い訳」が多くなり、できなかった理由を探しがちになることも多いのです。

例えば、あるプロジェクトが上手くいかなかったとします。なぜ?という理由だけを考えているなら、「人材が足りなかったから」「時間が足りなかったから」「資金が足りなかったから」「部下がミスを犯したから」「ライバル社の知名度が優れていたから」などという答えが見つかります。ですが、それだけでは根本的な問題の解決を行うことはできません。

対して「どうすれば直面している問題を解決できるのか」と問いかけたなら、問題の理由と共に解決までのプロセスを検討し始めます。プロジェクトが上手くいかなった理由よりも、どうすれば壁を乗り越えられるのか、プロジェクトを成功まで導くことができるのか。その検討が始まるのです。

仮に投入した資金が少なくてプロジェクトが頓挫したのであれば、「どこから資金を集められるのか」「どうすれば経費を少なくしてプロジェクトを維持できるのか」「効率性の悪い部分はないのか」といった問題解決のための対策を、頭が考え始めるのです。

「優れた質問の先にだけ優れた答えがある」というマインドセットは、「なぜ上手くいかなかったのか?」とう質問ではなく、「どうすれば上手くいくのか?」へ思考をシフトさせることばといえます。自分たちに問いかける質問が変わると、その後の行動が逆になるのです。

なぜ?という質問から始まる理由探しの旅のゴールは、気が緩むと言い訳につながります。逆にどうすれば上手くいくのかという質問のゴールは問題解決による成功へと導きます。人生であってもビジネスであっても、自分に投げかける質問がどのようなものなのかによって、得られる答えは変わり、答えが変わることで行動が変化し、行動によって結果が変わるのです。

マーケティングについてのマインドセット

マーケティングには、ビジネスを成功させるために重要な多くのマインドセットがあります。中でも「リストこそ最大の資産である」「商品を売る目的はリストを集めることであり、リストを集めて商品を売るのではない」という2つのマインドセットは有名で、よく知られています。

2つとも、顧客リストの重要性を説いた考え方です。通常であれば、特定の商品をセールスするためのリストを揃えてから、販売を行います。しかし、このマインドセットでは商品自体がリストを集めるツールで、そのリスト(商品販売の見込み客)こそが会社にとって最大の資産になると教えています。

商品やサービスが売れるのか、心配になる時もあるかもしれませんが、すでに見込み客のリストがあるなら、生き残れるだけの状態になっているという意味です。こういった考え方をもっているかいないかで未来の選択と結果が大きく変わります。

圧倒的な成果をあげる体質になるためのマインドセット

どうすればビジネスの分野や人生で成功できるのでしょうか。確かにスキルや知識は必要です。とはいえ、正しいマインドセットをしっかりと自分のものにしているのなら、本当に必要なものは、おのずと正しい判断ができるようになります。なんといっても、マインドセットがまずは先なのです。

成功を手にする人の特徴

スポーツ界やビジネスの世界で成功を手にする人には特徴があります。もちろん類まれな才能や、抜きん出た技術、新しい発想など特筆すべきものはあるでしょう。でも彼らに共通している大きな特徴、それが成功者たちの「マインドセット」、つまり考え方なのです。

著名な政治家や著名人、ビジネス上の成功者の出版している自己啓発本が飛ぶように売れるのは、一般の人が彼らのマインドセットを取り入れることができる機会だから、という言い方ができるのです。

成功するために必要なこと

何を行動して、どんな成功を手にしたのかをまとめているのが自己啓発本です。読むだけでも新しい刺激を受けることはできるでしょう。

人によっては、成功者たちの成し遂げた偉業や成功に圧倒されて、自分とは違う世界の人たちだと感じるだけになってしまう方もいます。ここで大切なことは、成功者たちがどんな成功を成し遂げたのかではなく、「なぜ成功できたのか」という部分です。それが成功者のマインドセットを取り入れることになるからです。

例えば、オリックスでプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせたイチロー選手。知らない人はほとんどいないでしょう。
イチロー選手が成功できた理由には、仰木監督との出会いや類まれなバッティングセンスも一役あります。しかしプロ野球選手のほとんどは、良い指導者との出会いを経験するものだといわれており、実はそれほど特別なことではないのです。

実際イチロー選手がプロになった当時は、他の選手よりも大きな期待を受けていたわけではありませんでした。ドラフト会議でも4番手が5番手での指名が妥当といわれ、実際にオリックスからの指名はドラフト4位でした。

つまりイチロー選手はプロになってから急激に成長したということになります。この進化と進歩のカギになっていたのは、才能だけではなくイチロー選手のマインドセットでした。新しい環境に慣れていくために努力を惜しまないこと。逆境にぶつかった時でも克服するためにポジティブでいること。これがイチロー選手の成功の根源となったマインドセットです。

イチロー選手はさらに技術を高めながら、超一流選手としてのレベルに到達しました。メジャーリーグでも殿堂入り確実と言われるほどの成功を納めた彼は、「努力の天才」と言われています。

自己啓発書やビジネス書から学ぶべきこと

イチロー選手の例からも分かるように、成功には「個人の考え方」つまりマインドセットが大きく関係しています。この考え方が分かりやすく表現されているのが、「成功者のことば」です。いろいろな挫折や困難を経験し、それを克服してきた人物の発することばには、彼らのマインドセットが溢れています。

成功者のマインドセットをもつと、困難や逆境にぶつかったとしても克服して、成長し続けます。そうして得た考え方は、ビジネスシーンはもちろんの事、日常生活にも生かしていくことができます。そしていつしか自分の一部となり、永遠に使える武器に進化するのです。

自分を突き動かす最高のマインドセットを見つける

自分がこうなりたい!と思う先人たちのマインドセットを探しましょう。先人と言っても、すでに亡くなっている人のマインドセットだけを探すわけではなく、現在の成功者でも調べていきましょう。

世界中の成功者のマインドセットは、インターネットの世界や書籍の世界に散りばめられています。例えば、成功者として名高い、スティーブ・ジョブズのマインドセットも手にできます。

他人のマインドセットはあくまで他人のもの

成功者のマインドセットを自分のものとして、セットアップするときには注意すべきポイントがあります。例えばスティーブ・ジョブズのことばでいうと、それはジョブズ自身のマインドセットであり、それを読んだだけでは自分のものにはなりません。

どんなに良いことばであっても、自分のものにできないなら、ただの偉人のことばになり、自分を変革できるほどの影響力をもたせることはできないのです。他人のマインドセットを自分のものにするためには、以下のプロセスを行います。

まずは「自分なりに解釈をする」ことです。

他人のマインドセットを自分なりに解釈する

先人たちの優良なマインドセットを丸暗記する方法はおすすめできません。それを語った本人にとっては生きたマインドセットですが、実際に暗記しただけでは、自分の中で原動力となるほどの力はないのです。自分なりに他人のマインドセットを解釈しなおす必要があります。

スティーブ・ジョブズのマインドセット

もうひとつのポイントは、決定や行動に関係することばを厳選することです。たとえ良いことば、感動できることばであったとしても、それが行動につながらないのであれば、真のマインドセットにすることはできません。マインドセットとは、行動に移してこそ始めて人生を変える力となり、ビジネスの成功を手繰り寄せるものになるからです。

スティーブ・ジョブズは数多くの名言を残しており、Appleの成功のほとんどはスティーブ・ジョブズの思考様式、つまりマインドセットによるものだと言われています。彼の残されている名言集の中から、行動に関係するものを選び出せるかみてみましょう。それ以外であっても、まずは自分なりに他人のマインドセットを解釈しなおすことも必要です。

「我々は考え方を変えなければいけない、Microsoftが敵なのか味方なのかを考えるより、Appleが元気を出す方が重要だ」

スティーブ・ジョブズのこのことばは、Microsoftとの関係から生まれているため、そのまま記憶したとしても重要なマインドセットとはなりません。あくまでも自分なりに解釈し、自分のことばで表現することで、初めて自分自身のマインドセットに生まれ変わります。

肝心なのは「自分なりのことばに変えること」です。例えば、「周りの状況が重要なのではなく、自分自身が強いかどうかが重要」というように、自分らしい表現に変えていいのです。簡潔にわかりやすいことばに変えて、ジョブズのマインドセットを自分のものにしましょう。

他にもこんなジョブズのマインドセットがあります。

「墓場で一番金持ちになることは、わたしにとって重要なことではない。1日を終える時、素晴らしいことを成し遂げたと思えることが一番重要なのだ」

このマインドセットを他のことばで表現するなら、「毎日その日を最高にするよう努力する」と言い換えることができます。

「ライバルが意中の女性に美しいバラを10本贈ったら、君は同じバラを15本贈るのか?そのような考えを持っている時点で君は負けている。最も重要なのは女性が何を望んでいるのか見極めることだ」

これも非常に意味深いスティーブ・ジョブズのことばです。このマインドセットを別の言葉で解釈すると、「最も大切なのはライバル社ではなく、顧客のニーズだ」と表現できるかもしれません。

こんな風に簡潔にまとめ直す作業は、必ず自分自身で行いましょう。他人に助けてもらっても、その貴重なマインドセットはその人のものになるだけで、最後まで自分のものとはなりません。

実のところ、他人のことばをまとめる能力は、ビジネスでは非常に重要な能力であり、専門的には「ラベリング能力」「ネーミング能力」と表現されます。

人の行動や能力を表す時に、ネーミングができると、それだけで仕事の効率や能率が一気に上がります。できるだけ積極的にラベルを張り替えていくことをおすすめします。

他の偉人たちのことばも探す

スティーブ・ジョブズが残したことばの多くには、心を揺さぶる力があります。しかし優れたマインドセットを持っていたのはスティーブ・ジョブズだけではありません。スティーブ・ジョブズ以外にも、世界的な発明家、歴史上の人物、有名な政治家、ビジネス上の成功者のことばの中に、きっと多くの宝石を見つけることができるでしょう。

有名な発明家で言えばエジソン、歴史上の人物と言えばアレクサンドロス大王やイスラエルの王ソロモンがいます。有名な政治家と言えば、田中角栄元首相なども挙げられます。ビジネス界での成功者としては、ソフトバンクの孫正義社長のことばも人気です。できるだけ多くのジャンルで格言を探してみてください。

それぞれの「名前」「名言」「格言」でWeb検索をすれば、多くのマインドセットを見つけられます。また、ビジネスの世界は、ある種の戦場のようなものであると捉える人にとっては兵法書がマインドセットとして効果を発揮する場合もあります。有名なところでは「孫子の兵法」があるのでチェックしてみてください。

その他の検索方法としては、「行動 名言」「偉人 行動」「人を動かす 格言」というような検索方法を使うと、さらに多くの情報を手にすることができます。少しでも多くのことばに触れて、自分自身のマインドセットに取り入れていきましょう。

マインドセットをピックアップする

インターネットや書籍で、自分のマインドセットになりそうな格言や名言、アドバイスを探したら、その中から10個ピックアップしてください。それらを自分のマインドセットとするために、ピックアップする際には次の5つの質問を自分に問いかけてみましょう。

  • 数あるマインドセットの中で、なぜこのマインドセットを選択したのか?
  • なぜ、そのマインドセットでなければならないのはなぜか?
  • 仮にそのマインドセットが自分の中にないなら、今後どうなってしまうのか?
  • そのマインドセットに従っていくなら、1年後の自分はどのように変化しているのか?
  • 新しいマインドセットをキープするために、自分は何ができるのか?

質問を自分に投げかけながら、気になる格言や名言の中から10個をピックアップしてください。その中から1つの格言をさらにピックアップしてください。

ここで重要なのは、ピックアップした10個をすべて同時に当てはめようとしないこと。優先順位を付けて、順番に自分のものにするようにすることです。新しいマインドセットをすべて同時に自分のものにするのは難しいことです。焦らずに1つ1つ自分のものにしていきましょう。

誰かのマインドセットが自分の考え方(マインドセット)になるためには、時間がかかるものです。自分の行動の基準としてマインドセットが機能してきた、つまり自分に馴染んできたと感じてから、次のマインドセットをするようにしてください。

まとめ

人生を変えたいのなら、結果を変えなくてはいけません。結果を変えるには行動を変える必要があります。その行動を変えるためには、考え方(マインドセット)を先に変えることがとても重要です。小手先の技術では、人生はそうそう変わりません。自分の一部となったマインドセットだけが、行動を変えます。それが結果を変え、人生を変え、未来の成功へとつながることを忘れないでください。