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2017/12/26

成功者の判断と決断とは?年収アップする3つのマインドセット

仕事はそれなりにうまくいっているのに、年収が上がらない。こういう時、あなたなら何を見直しますか?コストを組みなおす。仕組みを変える。チームづくりを変える。こういうときには、一見重要なノウハウや対策はそれほど重要ではない場合が多いのです。何かが停滞しているときは、平坦で惰性のエネルギーに満ちているとき。固まった考え方で緩やかに現状維持という名の下降している状態です。この時に問われるのは対応策ではなく、多くの成功者と同じマインドセットをたくさん持っているかどうか。見直すべきは、自分の頭の中です。

どんな心の在り方とマインドセットが、現状打開の力になるのか。ここでは一流の成功者に共通する3つのマインドセットとその使い方を紹介します。

優先順位を変える3つのマインドセット

短期的視点から、長期的な視点にスイッチする

目の前の利益をとるか、利益をあきらめて関係性をとるか。ビジネスをしているとそんな状況に直面することがあります。物事をどこから見るかによって判断が変わるので、決断は口でいうほど簡単ではありません。

ここで使うのは「短期的な視点より、長期的な視点」というマインドセットです。短期的な利益を選んだ決断は、多くの場合は間違っていることが多く、長期的な視点の決断はその逆です。決断に迷ったときには、長期視点を優先するマインドセットに従いましょう。

これをカロリーの高い食事で考えてみましょう。例えばカレーが好きだといって、日々コロッケやトンカツをセットにするのはどうでしょうか。 

毎日美味しいと感じるものを食べるのはよいことです。しかしそれはある意味、短期的な視点の見方です。長期的に考えると、日々炭水化物と油を大量に摂取し続けることで、いずれ健康を害する可能性が高まるという考え方ができます。短期的視点で考えるなら、カツカレーを食べるという決断が正解であり、満足度の高さもある。そしてその逆もある。ただそれだけのことなのです。

この2つのどちらかが絶対的な解だということではありません。ただ、成功者は長期的視点で決断している、ということを覚えておいてください。どこから物事を見るかで日々の決断が大きく変わってくることを知ることです。迷った時にはこのマインドセットを使い、自分はどこへ進みたいかを思い出しましょう。

成果のでる仕事の優先順位を上げる

事業主は自社の宣伝や広告をどうしていくかを考えます。たくさんある選択の中で、どうやって宣伝をしていくのかを決めなければいけません。

HPを作成するのか、SNSでの宣伝を行うのか。あるいは得意先を訪問して関係を強めるのか、いろいろな方法があります。こういう時はどこから始めたらいいと思いますか?ここで活用するのは「成果のでる仕事からはじめる」というマインドセットです。

得意先づくりも重要ですが、すぐに成果がでるわけではありません。おそらく時間がかかることでしょう。ということは、結果の出やすいネット関係の整備から着手するべきと自然に答えが見えるイメージです。「成果のでる仕事からはじめる」というマインドセットに従うと、このような選択が瞬時にできるのです。その時に求めている成果が何かを明確にするのがポイントです。

重要で難しい案件こそ、自分が担当する

ステージが変わる時、往々にして難しい案件が目の前に現れます。その時、あなたはどうしていますか?自分でやることをせずに、部下や人に安易に任せていませんか?「これやっておいて」と言って、出来上がったものに文句だけいってやり直しをさせてはいませんか?残念ですがそういうマインドで行動する経営者の会社は必ず人が離れていきます。そして遠からず、会社が路頭に迷うことになるのです。

自分の能力が伸びていないのに、年収だけが増えることは基本的にありません。あったとしてもそれは偶然であり、実力以上の報酬を受け取ると、必ずバランスをとるための出来事が起こります。結果として安定した成功にはつながりません。

ステージが変わるタフな案件が来た時こそ、自分の能力を磨くチャンスにする。自らが担当し、部下を支えて手渡す。これが成功者のマインドセットです。あるいは社員やスタッフが気持ちよく邁進できるように自分が動く。困っていることがあれば自分が解決する。そういった行動もここには含まれています。「めんどくさい」「自分ではやりたくない」と思う案件こそ、自らが先陣をきって現場に立つ。これが優先順位を変えて、自分と会社の利益を高める無敵のマインドセットです。

スピードを変える3つのマインドセット

スピードは愛情そのものである

仕事の質を上げることは重要です。丁寧に仕事をする部分が欠けると、あっという間に信用を失い、成功どころか大きな失敗へとつながるのは間違いありません。しかしそれを超えたスピード感を常に提供し続けるマインドで、ビジネスをしている人はものすごい勢いで拡大してくのも本当です。中には「スピーディであることは愛情だ」と言い切る人もいます。

そして1,000万円以上の年収を得ている人の多くは、とにかく仕事が早いという共通点があるのです。スピードを上げるためのマインドセットを具体的に2つ紹介しましょう。

構えて撃ってから狙う

このマインドセットのおかしな点に気付きましたか?

普通は的に当てるために、きちんと構えて狙いを定めて、撃つという順番が正解です。この順番に従い、狙いを定めることで、的への的中率を上げます。しかしスピード面でのマインドセットでは、順番が変わります。それが「構えて撃ってから狙う」なのです。

このマインドセットの意味は何でしょうか?まずは行動をしてみて、その結果にしたがって行動を変化させるということです。

実際のハンティングの例で考えてみましょう。遠くに獲物になる動物がいて、銃を構えます。その後ずっと狙いを定めているだけなら、結果はどうでしょう?こちらの気配に気付いてしまい、逃げられてしまいます。経験を積んだ猟師は、まず構えて1発撃ってみてから、風や距離による誤差を修正し、改めて獲物を狙うといいます。そして2発目を発射するときには、すでに修正が終わっているため、確実に獲物を捉えるのです。

これはビジネス面でも同じことであり、悠長にどのようにするのかを検討してばかりいるなら、ライバル企業にどんどん引き離されてしまいます。まず行動を起こしてみて、うまくいかなかった場合には修正を行ない、次に結果を出せば良いわけです。

ビジネスの世界は常に変化しており、少しでも立ち止まるなら、あっという間に行動するチャンスを失ってしまうでしょう。きちんと準備をすることは大切ですが、準備の時間を取りすぎてしまってチャンスを逃しているなら年収アップはいつまで経っても達成はできません。このマインドセットはとても強力なのでぜひ活用してください。

即断、即決、即実行

即断・即決・即行動は、ユニクロを展開するファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井氏のマインドセットです。フォーブスが2015年に発表した世界長者番付では推定資産が202億ドル、日本1位・世界ランク41位にランクされた大富豪です。

ユニクロで働く人で、このマインドセットを知らない方はいません。ファーストリテイリングの店舗数は2017年において2,000店舗に迫る勢いであり、売上収益は18,000億を超えています。

なぜこれほどの成長を遂げられたか。柳井氏の「即断、即決、即実行」というマインドセットに従っているからです。当初のユニクロは店舗のデザインを日本の服飾店のイメージからガラッと変え、アメリカン・スタイルにして、倉庫のような店舗にしました。そして他社に先駆けて、優良な中国の工場と提携することで、良質な服を低価格で販売するルートを確立しました。こうした全てが、他の企業が追いつけないほどのスピードで行ったのでユニクロは大きく成長したわけです。

もちろん全ての経営方針が成功したわけではなく、今に至るまでに幾度も軌道修正を重ねています。現在ではニューヨークのソーホーやスペインなど、各国で次々にグローバル旗艦店を出店し、モードで未来のファッション空間を形にしています。そして日本に逆輸入するという店舗展開を行っています。

ユニクロは軌道修正も含めた決断スピード、行動スピードがあったからこそ、世界を舞台に成功できたのです。もしあなたが本気で年収を増やしたいなら、柳井氏の「即断、即決、即実行」というマインドセットを自分にも取り入れることです。同じく経営者としてソフトバンクの孫正義氏の決断と行動のスピードも有名です。一流のマインドセットは、ライバル不在の道なのです。

持続力を高めるマインドセット

いままで一度もつまづかず、順風満帆しかなかったという方はいません。成功している富裕層の人ほど、何度も大きな失敗を繰り返しています。どんな道を歩んでも憂鬱に思えたり、もう続けられないとあきらめたくなる時が必ずあります。全ての成功者は、そのようなときでも理想のゴールを変えずに突き進むマインドセットを必ずもっています。だから圧倒的に追い込まれてもぶれないのです。

憂鬱じゃないなら仕事ではない

毎日、何の曇りもなく晴れやかな気持ちで過ごしている人が一体どれくらいいるでしょうか。借入の問題、取引先との付き合い、販売数の増減、スタッフのトラブル、顧客とのトラブル、将来への不安など、憂鬱になる条件は山ほどありませんか?

年収が億を超えていたとしても、不安と憂鬱から逃れるどころかますます膨れ上がるのが真実です。大きな会社になるほど、憂鬱になる条件は増えるからです。そんな時にいちいち落ち込んでいては会社も社員も路頭に迷ってしまいます。

だからこそ「憂鬱じゃないなら仕事ではない」というマインドセットを、難しい状況に耐えるための原動力として使うのです。

気を付けなければならないのは、自分の決定が間違っていたのではないかという自信喪失です。自分の仕事には意味がないのではないか、他の人を幸せにできていないのではないかという消極的な気持ちが一番の敵になるのです。

そんな時に「憂鬱じゃないなら仕事ではない」というマインドセットがあると、視野が一気に広がります。「憂鬱という感情を抱くことは普通のこと」であり、「仕事をしていれば当たり前のこと」だということにするのです。このマインドセットを取り入れると、自分の心と精神が強靭になり、たいていのことでは揺れにくくなります。逆のパラダイムを採用すると、一気に自分を許せるのです。

努力は必ず報われるものではないが、成功者は必ず努力をしている

もしあなたの重ねてきた努力は無駄だったと言われたらどうでしょう?誰に言われなくても自分のしていることに自信が失われた時、人のモチベーションは失われ、選択・行動全てを無意味に感じます。そうなる前に「努力は必ず報われるものではないが、成功者は必ず努力をしている」というマインドセットを行いましょう。なぜなら、継続する力の原動力はここにあるからです。

偉人や先人が残した言葉の中には、これと同じような意味を持つものがたくさんあります。ほかにもコミックや映画・アニメでフッと聞いたセリフに励まされた経験はありませんか?その言葉が自分の琴線に響くとき、最強のマインドセットをするチャンスなのです。ほかにもTV、書籍、CM、ドラマ、スピーチなどすべてのエンターテイメントの中にも心を揺さぶられるような言葉を見つけることができます。

昔読んだことのあるものや、見たことがあって忘れられない映画や書籍があれば、もう一度振り返ってみてください。自分の無敵を引き出すマインドセットのヒントがたくさん隠されているかもしれません。

諦めたらそこで終わり

これは人気漫画で同じような言葉がでてくる有名なマインドセットのひとつです。事業をしていると、誰でも必ず大きな試練に直面したり、時には会社を閉じるべきかどうかの選択を迫られることがあります。それは自営・副業・会社員関係なく、いましていることをこれからも続けるかどうかの選択を迫られる時期があるということです。

「諦めたらそこで終わり」というマインドセットは、別の言い方をするなら、自分で試合終了のホイッスルを吹くのか?という問いです。誰かが「もう終わりだ」といっても、自分が違うと本気で思っているならば、それは決して終わりではない。諦めなければ、毎日成功に近づいている自分というイメージで生きていける。終わりかどうかは自分が決めていい。そんなマインドセットを自分のものにしている人は、あきらめが悪く、うまくいくまで続けるのでみんな成功するのです。

死ぬこと以外はかすり傷

「死ぬこと以外はかすり傷」と聞いてどう感じますか?この対極にあるマインドセットは「失敗をするくらいなら死んだほうがまし」です。では、この2つを一つずつ感じてみてください。どちらをマインドセットしている人が成功しているイメージが浮かぶでしょうか。

100%間違いのない選択や決定ができる人はいません。失敗を避け続けられる人もいません。なのに失敗を恐れすぎるのはなぜでしょうか。「死ぬこと以外はかすり傷」というマインドセットは、失敗しようがしまいが目の前のことを継続していく大きな支えになります。確かに怪我をしたら少しは痛いかもしれません。でも致命的でなければ必ず回復します。

同じようにビジネスにも失敗が付きものです。しかしどんな失敗であってもかすり傷のようなものです。必ず回復できるという信念をもっているかどうか。ポイントはそこだけです。失敗するのは当たり前という楽観的な自分を育てるマインドセットです。

コンサルタントやメンターの言うことを100%やる

ビジネスをしていれば、コンサルタントやメンター(指導者・助言者)からのアドバイスを受ける機会がでてくると思います。ですが多くの方は、100%アドバイス通りにはしません。なぜなら、私たちは誰もが「自分が正しい」と評価しているからです。基本的に「自分のほうがわかっている」「私は正しい」というバイアスをもっているため、目の前の人の話を聞いていません。そして自分と違う意見を無意識に排除しています。

メンターやコンサルタントは、総合的な視点でアドバイスをしているにも関わらず、部分的にしかアドバイスしかやらないのはそのためです。それを相手のせいにするか、自分のせいにするかはどちらでもいいことです。結局うまくいかない選択をしていることのほうが問題なのです。

人にはそれぞれ個人的な考え方や信念があります。全面的にメンターを信頼するのは、口で言うほど簡単なことではありません。だからこそ「メンターの言うことは100%信じる」というマインドセットが必要です。「目の前の人がいうことを100%信じる。言われたことを100%そのままやる」そして多くの成功例に基づいたプロのアドバイスを受け入れることにコミットしてください。「仕事はうまくいっているのに収入がアップしない」行動を繰り返している自分を、もし変えたいのなら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。年収アップにはノウハウも大事ですが、考え方や行動するマインドセットがいかに大切かを理解することができたと思います。考える時間は短くして、まず行動してみる。失敗したら修正するだけです。成功者であるほど驚くほどの失敗や人生の危機をいくつも経験しています。

彼らと同じく即断、即決、即実行を実践し、死ぬこと以外はかすり傷の精神を自分にインストールすること。一流の判断力と行動力は、一流のマインドセットにあり。彼らを見習って考えすぎずに、今日からすぐに始めましょう。