自分のマインドセットを見つける方法
一昔前なら、分厚い本を何冊も読んだり、時間とお金をかけて著名人のセミナーを聞きに行ったりする必要がありました。しかし、今の時代はスマートフォンさえ持っていれば片手、それも親指だけで自分のマインドセットを見つけることができます。
早速、インターネットで「格言」「名言」などを検索してみましょう。歴史上の偉人たちから現代の著名人まで、世界中の人々の言葉がたくさん出てきます。「（自分が好きな歴史上の人物や、スポーツ選手、アーティストの名前）＿格言」などで検索するのも良いでしょう。
そこから、自分の心に響いた言葉を、実際に10個ほど紙に書き出し、最終的に自分が絶対に身に付けたいと思えるものを1つ決めてください。選ぶときのコツとしては
・選んだマインドセットによって、1年後に今と変化した自分をイメージできるもの
・ハードルが高すぎないもの
が良いでしょう。マインドセットは確実に自分のものにすることが大切です。
一つひとつ確実に身につけていくには、一度に複数のマインドセットを身につけるのは不可能です。
くわえて、今後の章でも触れますが、最初から壮大なマインドセットを持つのと行動が難しくなるのでやめましょう。
マインドセットを自分のものにする方法
誰もが自分が納得していないことを行うのは難しいものです。どれだけ良いマインドセットでも、自分が納得しているものでない限り、自分の行動を変化させることはできません。
次の点を、自分のマインドセットといっしょに書き出してみましょう。
・自分はどうしてこのマインドセットを選んだのか
・自分にとってこのマインドセットである理由は？
・このマインドセットがないと自分はどうなるか？
・このマインドセットを持つことによって、1年後の自分はどう変化しているだろうか？
・このマインドセットを持ち続けるために自分には何ができるだろうか？
これをすることによって、自分がそのマインドセットを納得していると視覚的にも理解することができるうえに、自分の脳に焼き付けることができます。より具体的にイメージし書き出しましょう。漠然とした内容では行動に移すのは難しいからです。
マインドセットをさらに焼き付けていく
先ほど書いた自分のマインドセットを、今度は口に出して読み上げてみてください。より自分のマインドセットが、現実的にひびいてきたのではないでしょうか。
自分のマインドセットを毎日、実際に声に出してください。毎朝、起きたときや、出勤前などでもいいでしょう。タイミングを決めておくと楽です。
声に出すことによって、より脳に自分のマインドセットが染み込み、現実の行動を促します。
毎日、自分のマインドセットを声に出し、行動・実践すること。これを21日間（3週間）続けてみましょう。カレンダーなどに印を付けていくと良いかもしれません。
21日間続けることによって、脳と体に長期記憶として焼きつくからです。
もし、続けることができなくても、あきらめずに何度でも挑戦し、やり直してください。挑戦し続けることも、マインドセットを自分のものにするには重要なポイントなのです。
マインドセットを、毎日続け、身についてきたら、新しい気づきが芽生えます。その気づきをどうか見落とさないでください。その気づきが、自分だけの重要なマインドセットになっていくからです。
